ジュニア育成って、アスリートの育成にしか日を当てないのですかね?

日本のジュニア育成で、まったくの未経験者をゴルファーに育てるという活動をやってる場面を余りというか、ほとんど目にしません。ほとんどがエリートの選抜であって、選手権競技の告知や競技成績の発表は目にしますが、初めてクラブを手に握らせるといった最初の“一歩”から振興対策は何処でやってるのかと心配になります。団体としては、PGAのジュニアリーグが、アスリートの育成よりゴルフの楽しさを知ってもらおう、体験してもらおうと取り組んでいるように見られるが、ほとんどは親が手ほどきしたり、民間のジュニア教室で、初めてクラブを手にするわけです。

ゴルフ団体の取り組みは、どうも育成とは意味が違う気がします。トップアスリート養成事業も重要ですが、底辺の拡大がゴルフ団体の本来の役目だと思うのです。

眼をイングランドに転じると、イングランドゴルフ協会は、ゴルフ財団と協働して底辺の拡大からアスリートの育成までを組み込んだ「Junior Journey(ジュニア・ジャーニー)」という一貫性を持った活動を行っています。いま求められているゴルフ振興は、ジュニアに限らずまず底辺の拡大だと思います。是非とも総合的な育成・振興にしていただきたいと思うのです。

イングランドの取り組みを何回かに分けて掲載します。ご一読を。

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