2024年5月9日
デュアルゴルファーとは一体何なのか? NGFの文脈では6輪のピックアップトラックではありません。
私たちの研究者が近年導入した分類のひとつが、ゴルフコースとゴルフコース以外の施設の両方でゴルフをする「デュアル参加者」、つまり「デュアリー」です。
週末に定期的にゴルフコースで18ホールをプレーし、クラブハウス、売店、付帯する娯楽施設、あるいは友人の家の地下室にある屋内シミュレーターで熱心にスイングするゴルファーを思い浮かべてください。あるいは、友人とゴルフコースに出かけるだけでなく、夜は家族でトップゴルフに出かけて打ちっぱなしで楽しむ、その過程で、子供たちにゴルフクラブを振る楽しさを教えることもあるかもしれません。
大規模なゴルフ・エンターテインメント施設であれ、スクリーンゴルフであれ、ハイテクを駆使したゴルフ練習場であっても、コース以外のゴルフが伝統的なゴルフに類似性を感じている人たちがいるのは間違いありません。ここで、時間、注意力、使える資金などが限られている中で、ゴルフコース以外のゴルフ体験はこれらの貴重な個人レベルでの資源をゴルフコースでのゲームから吸い上げてしまう可能性があるのではという仮説が成り立ちます。
しかし、データによればそうではありません。
調査で、デュアルゴルファーはゴルフコースのみのプレーヤーよりも熱心で魅力的な顧客であることが判明しています。
彼らはより情熱的で、より多くプレーし、より多く購入し、そうしてより高い所得水準を持っています。
では、なぜデュアルゴルファーを気にする必要があるのでしょうか?なぜなら、その影響はゴルフ業界の隅々にまで及ぶ可能性があるからです。
ほとんどの点で、ゴルフコース以外でのゴルフ体験はオゴルフコースのゲームをさらに興味あるものにしているように見えます。
コース以外でのプレーは、従来のゴルフに親しみやすく、楽しく、気後れしないカウチゴルフからゴルフコースでのプレーへの橋渡しをするだけでなく、両方のゴルフに参加したほぼすべての人が、両者が互いに刺激し合っていることを示しています。私たちの調査では、コース以外のゴルフ施設でプレーすることが、従来のゴルフプレー頻度に悪影響を及ぼしているという結果は出ていません。むしろ、コース外でのプレーがゴルフのプレー頻度に悪影響を与えるということはなく、コース外でのプレーがゴルフのプレー意欲を高めるというのが典型的な事例といえます。双方のゴルフ施設に参加することは、ゴルフ熱から支出に至るまで、ゴルフゲーム全体とより深いつながりを生み出します。
NGFの理事の口癖に、”ゴルファーがゴルフを愛することに限界はない!”という素晴らしい言葉があります。デュアリーズはこれを証明し、ゴルフの最高の顧客であることを示しています。おそらく彼らは、ゴルフクラブなどのギアを運ぶためにピックアップトラックも運転しているでしょう。
Reprinted with permission of NGF