英国のゴルフ予約サイトのBRS Golfから2023年のゴルフ場利用状況が発表されました。順調にゴルフ場での利用者数は増えているようです。
BRS Golfから発表される利用者数はあくまでも同社の予約サイトを通じてラウンドしたゴルファーの延べ利用者数です。日本はゴルフ場利用税の課税状況から正確な延べ利用者数が分かりますが、英国ではプレーに課税はされませんから、BRS Golfの数字が英国の総利用者数というわけではありません。あくまでも予約サイトを利用したゴルファーの動向をまとめたものです。
BRS Golfの参加状況レポート2023によると、2023年は2,560万ラウンドという予約数を処理し、2022年と比較すると86万ラウンド増加し、増加率は約3%だったそうです。COVIDによるパンデミック以前の2019年との比較では1,210万ラウンドも増加しており90%増という驚異的な伸びを示しています。
地域別内訳:
国別の同社会員のラウンド数を見ると、イングランドが1,253万ラウンドで最も多く、次いでアイルランドが552万ラウンド、以下、スコットランド429万ラウンド、北アイルランド182万ラウンド、ウェールズ136万ラウンドとなっています。報告によると7月の大雨など不安定な天候にも関わらず順調に利用者数は伸びています。
さらに詳しく地域別の利用状況をみると、イングランド北部は伸び率0%だが安定した業績を維持し、中部は6%増、南部は1%減でした。他の国では、アイルランドと北アイルランドが4%の増加、スコットランドは8%増、ウェールズが6%増と驚異的ともいえる伸びを示しています。
BRSによると、アプリ利用(Golf Now)の予約は全体の67%を占めており、登録者数は新規登録者6万6000人を含めて16万2000人とのことです。提携ゴルフ場数は約1500コースと発表しています。
注記:英国の人口構造は、高齢化はしていますが移民の流入で人口は増えています。人口減が進む日本とは社会背景が違いますから、同列では比較できないと思います。
BRS GOLFの2023 Golf Participation Reportは以下のURLから入手できます。