今回は、米国のコース管理者の団体GCSAAとコース管理者の資格制度についての解説。米国はGCSAAの会員資格とコース管理者の認定資格CGCS二つがあるのです。内容は記事を読んでいただくとして、記事を書いていて思ったのは、資格制度は与える、与えられるというのではなくて、現場関係者の資格は、資格対象者が制度設計に関係するのが現場の事情をよく反映するのだなという点です。
日本の芝草管理技術者資格制度は、設立には当初、グリーンキーパーの団体、日本グリーンキーパーズ協会が関与していました、というか会長の角田三郎氏が発起人の一人でした。日本ゴルフ協会の当時のグリーン委員長だった故古賀始氏もその一人でした。いきさつも少し聞いたのですが、グリーンキーパーの社会的認知と地位向上という狙いとはちょっと違った結果になってしまいました。キーパーアズ協会が解散してしまったこともGCSAAのように芝草管理者の認知度と地位向上という狙いが見えにくくしてしまった気がしています。
ゴルフコースはコースが最大の商品です。資格は、そのコースを仕上げているグリーンキーパーやコース管理スタッフのゴルフ業界内での認知度の向上、地位向上につながるものであるはずなんですがね。
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