女性(の気持ち)知らないで、女性ゴルファーを増やせるか!ということで、今回は、何が女性のゴルフ参加を邪魔しているかを探ってみました。

ところで、アンケートなどの調査データを自分の感覚に合わないから、あんなのは信用できないと言う人がいたら、その人は全体像が見えない人かもしれません。気をつけて、人の言葉を観察するのも面白いですよ。

さて、なぜ女性がゴルフをはじめとするスポーツへの参加が少ないのか? 確かに人数(実施率)は少ないのですが、ゴルフを始めたいと思っている人は決して少なくありません。ストーリーをどう書くかということもありますが、確かに30歳前後から40代まで女性は出産、子育てで子人の時間を拘束されます。でも気持ちはゴルフを始めたい、したいと思っています。

個人レベルでなぜを見ていくと、ゴルフなどのスポーツに限らず必ず登場するのが「面倒くさい」という感情です。なぜ面倒くさいのか?ここが問題。明確な解決策は無いようです。対策はいろいろ語られたいますが、なかなか難しい、面倒くさいことばかりです。面倒くさいの気持ちを蹴飛ばして、一歩前に進めるのは、やはり人間関係というか、「誘い」「誘われる」という関係性です。

これは、ゴルフ業界が解決への手を差しのべる(偉そうですが)ことで、面倒くさいという自分だけでは解決できない気持ちを和らげてくれるはずです。誘いやすい環境づくり、誘われても安心できる環境整備について、業界として考えませんか。全体でパイを大きくして、需要をシェアする。これが、女性に限らないのですが、ゴルフの底辺拡大の基本だと思います。特にゴルフ練習場は、女性(家族)の生活圏に存在するわけですから、是非ではなくて、絶対にやってほしい。始めるのは、不安というナーバスな気持ちが伴います。この心に知和近づきましょう。

既にゴルフを楽しんでいる女性にプレー機会を提供することも大事ですが、マーケッターにいわせれば、最も簡単な見える対策だというのだと思います。新規ゴルファーの獲得は、潜在需要の顕在化という見えない需要を見える化する、重要な市場対策です。いま組織的な取組みにしないと、あの時にと後悔する、かもしれませんよ。

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