米国のゴルフ場オーナーは強いマーケット志向を持っています。なぜかと考えるのですが、やはりゴルフという商品を買ってくれている消費者という意識が強いのだというところの落ち着くのです。米国にはゴルフ施設として約1万4000施設、ゴルフコース数としては約1万6000あります。そのうち約25%がプライベートクラブで、残り75%、3分の4が公営コースや日本でいうパブリックコースです。日本はこの比率が逆転します。

どう考えても米国のオーナーは、一般のゴルファー、つまり会員でないゴルファーの顔を見ますよね。日本は会員というゴルファーの顔色をうかがうオーナーが多いと思います。だから、ゴルフという商品を買う消費者意識になかなか応えられないのかなと。会員も一般ゴルファーもゴルフ消費者なんだけど・・・。そもそもゴルフというスポーツに、何を求めているのかという視点が違うのではないか?

米国ゴルフ場オーナーの経営課題第3弾。最終回です。

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